みせいねん

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あの子も私も、それほど変わらないんだと思う。

同じくくりにされて生きてる、平等で、残酷だ。

無個性で、同じ色の存在

確かにあるけど、ないようで、

始まりも終わりも、私たちのものは、とてもありふれている。特別じゃ、ない。


加湿器がこわれたことに、私は気づかなかった。今思えば、それが致命傷だったのかもしれない


分かっているけど、分かっていない、

だから真実を突きつけられたとき、悲しくなるのだ。

認められたいんじゃない

けど、

私は誰かの「特別」でいることを望んでいた。