あの子も私も、それほど変わらないんだと思う。同じくくりにされて生きてる、平等で、残酷だ。無個性で、同じ色の存在確かにあるけど、ないようで、始まりも終わりも、私たちのものは、とてもありふれている。特別じゃ、ない。加湿器がこわれたことに、私は…
詩を読むのが、怖かったそれは波のようで、濡れた砂浜に立つ素足を優しく掴んでは離す、そのたび何かを奪っていく、詩というものにはそういう悪いところがある。「奪われたもの」がどういうもので、なんの役目を、と聞かれてしまえば答えようがない確かなの…
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