2018-03-18から1日間の記事一覧

小説_1

高校3年の夏、卒制展示会の日、「いい天気なんだし、こんなの見てないで、デートでも行こうよ」と私の作品の前で、そういった女を、今でも覚えている花柄の薄いスカートに、フリルのついたブラウス、綺麗に巻いた髪も、覚えている甲高い声が鼓膜を劈くような…